イエローナイフ オーロラ鑑賞記(14) 番外編 これから行く方へ(用意していったほうがいい道具とか)

~番外編~
オーロラ撮影のために準備したもの、使った道具(撮影機材)。

自分はプロのカメラマンでもなければ、趣味で毎日写真を撮っているわけでもなく、なんとなーく欲しかったからミラーレス一眼を持っている、くらいのユーザーですw
コンパクトデジタルカメラはかなりの年数持っていますし、写真を撮るのは好きですけどね。でも勉強したこととか一切なかったです

でも、せっかくならオーロラは綺麗に撮りたい。

というわけで、いろいろ自分なりに本を見たりいろいろな方の情報を参考に準備しました。

・既に手元にあった(購入済み)だったもの
ミラーレス一眼カメラ(OLYMPUS PEN E-PL3(赤色))
重い三脚(カナダには持って行かなかったw)

・オーロラのために買ったもの
軽い三脚
単焦点で明るいレンズ
リモートレリーズ
交換用バッテリー
交換用SDカード
ジップロック
シリカゲル(乾燥剤)
ケミカルライト(折ると光る使い捨てライト)
カメラ用防寒カバー

では順番に説明していきましょうねー。

・ミラーレス一眼カメラ
持っていたのはOLYMPUSのPEN E-PL3です。
とりあえず、写真を取るならコンパクトデジタルカメラではなく、ミラーレス一眼とか一眼を強く強くおすすめします。
センサーが大きいとか難しい理屈はいろいろありますが、やっぱり綺麗です。
スマホはやめましょう。最近のスマホの性能としてオーロラは綺麗に撮れる機種も多々ありそうですが、性能云々ではなく、素手や”薄めのスマホが操作できる手袋”で耐えられる世界ではありません。
そもそも、スマホが極寒環境で正しく動くかが疑問です。(ホテルに置いていったので、わかりません。。。)

・軽い三脚
三脚も必須です。手持ちでは綺麗に撮れません!
オーロラビレッジではレンタルもあるらしいですが、先着だろうし、どんなものかわからないし。自分のを持っていくのが一番です。
が、いかんせん荷物になりますので、できるだけ軽めのものを選びましょう。
スーツケースに入れて往復しなきゃならないですから。(結構、スーツケース内で存在感を放ちます。。。)
とはいえ、あまりにもたよりない三脚でもよくないと思います。
足が細い三脚を使ったがために、風の影響で三脚してたのにブレた!とかね。
あと、やはり腰の高さ以上に伸びる三脚が良いです。ベックスケンネルの観測時に手のひらサイズの三脚を使っていた女の子がいましたが、カメラ確認の都度、雪に膝をついて確認していたりするので大変そうでした~。
(どうしてもスペースがない!という方は、小型でもいいと思います。”三脚が無い”だけは避けるべきです。)

・単焦点で明るいレンズ
明るく映るレンズなら単焦点じゃなくてもいいんですけどね。
明るく映る、というのはレンズの「f」の値が小さいもののことです。fの値が小さければ小さいほど、暗い場所でも明るく写ります。
(それ以外にも効果はありますが、ここではこれくらいの説明にとどめておきます。。。)
これが一番高かった。。。w
でも、オーロラばっちり綺麗に取れたのはカメラとこのレンズのおかげだし、その後の生活の中でもこのレンズはかなり活躍してます。いろんなものが綺麗に撮れるから!
・リモートレリーズ
カメラに接続して、ちょっとだけ離れた場所からシャッターを切る道具です。長時間シャッターを開けておくときとかに便利。
あと、寒いイエローナイフでの写真撮影は、カメラの小さなシャッターボタンを押すのはちょっと大変。リモートレリーズがあると少し操作が楽です。
これもほぼ必須アイテム!
(あと、カメラに触れないことで手ブレを抑える効果もあります!)
・交換用バッテリー
必須です。
バッテリーは、寒い場所だとすぐに充電がなくなります。
最低でも1つは持って行きましょう、オーロラ鑑賞の最後の方でオーロラが出現した時、バッテリー切れでは・・・ねぇ。
自分のような使い方(ずっと外に出てる)と、1晩で2個は使いました。
バッテリー容量なんかにもよるので、多めに持っていくことをおすすめします。
純正バッテリーって高いけどね。。。
もちろんですが、ホテルで充電するために充電器も忘れずに!
充電器も複数あると便利ですよ!
・交換用SDカード
これも必須では。
何枚撮るかなんてわからない。多めに持って行きましょう!
あと、野外の寒い場所で交換するのは大変なので、大きめのサイズ(容量)がおすすめ。
・ジップロック
・シリカゲル(乾燥剤)
イエローナイフの野外は極寒です。
でも室内はとてもあたたかくされています。(ホテルなどなど)
寒い場所に置いていたカメラを急に暖かい場所に移動させると、結露が発生します。カメラ内部にも結露が発生し、水滴でカメラが壊れることがあります。
これを防ぐのが、ジップロックと乾燥剤。
暖かい場所に入る前に、寒い場所にいる段階でカメラと乾燥剤をジップロックの中に入れます。
それから暖かい場所に移動すれば結露はほとんど起こりません。

・・・だからといって、ここでジップロック開封しては意味がありません。
カメラをゆっくりゆっくり暖めるために、オーロラ鑑賞から戻ったら翌朝まではジップロックの中に閉まったままにしましょう。
すぐにカメラ見たい気持はわかりますけど、我慢我慢。翌朝、そこでようやく開封です。
高価なカメラを壊さないためにも、めんどくさくてもやりましょうね。

・ケミカルライト(折ると光る使い捨てライト)
懐中電灯でもいいんですが、前述の通り極寒の中では電池のもちが悪いし周りに迷惑となる可能性もあります。
周りには他にも写真撮影をしている方がたくさん。明るい光は夜空を撮影するのには大敵です。
そこで、ケミカルライト程度の柔らかい光を使いましょう。ケミカルライトってあまり光らないし小さいので文章を読んだりすることはできませんが、例えばカメラのボタンを確認したりとか簡単なことなら十分できます。
あと、雪に指しておけば目印にもなりますw自分の三脚とかどこに置いたのか、暗闇だとわかりにくいこともありますしね。。。
もしかしたら使うことがないかもしれません。でもかさばるものではないですし、役に立つことがあるかもしれないので是非。
発想次第では、暇な時に遊ぶ道具にもなりますよw
※コンサート用の超明るく光るタイプは、回りに迷惑だと思うのでやめましょう。w
・カメラ用防寒カバー
バッテリーやカメラの保護として。ヨドバシカメラで一眼レフカメラ用のものを購入。サイズも変えられるので便利!
…でも、気休め程度な気もします。 とりあえず外ではほとんどカバーつけてたのでこのカバーが「無かった場合」にどうなったのかはわかりません。
カバーがある分、カメラ自体を操作しにくくなるのはマイナス面でした~。
これくらいかなぁ。
なお、現地に持っていったPEN E-PL3は、この旅行の2年前くらいに購入して普段使いしていた製品で、かつこの旅行の後も現在まで故障もなく現役で活躍しております。

そうそう、外に出したカメラや三脚とかには素手で触らないように気をつけてください。キンキンに冷えていますので、凍傷や指がくっついて皮膚がはがれて…ってことにならないように。

~番外編2~
持って行って活躍したもの、いらなかったもの。(オーロラ鑑賞以外も含む。)

海外旅行全体として、役だったものと、そうじゃなかったものをまとめてみました。

◎飛行機内で役だったもの
・マスク(保湿タイプ)
→機内ってすごい乾燥するらしいです。寝るときとかに着用しました。風邪予防とかのためにもね。
・充電器、USB充電器
→エアカナダ機国際線内の座席には電源プラグやUSB端子があったので、USB→microUSB端子ケーブルを持って行って、スマホやDS(さらに変換コネクタ必要ですが)なんかの充電ができました。
カナダ国内の国内線でも、USB端子は必ずありました。
あと、国際線航空機と大きな空港の座席には必ずコンセントがありました。
海外対応のコンセントならそのままさせるので便利!
・簡易スリッパとか
→機内では靴だとツライしね。靴を脱いでるだけでもいいとは思います。あと、ホテルでも大活躍でした。
◎滞在中に
・エコバック
スーパーとかでは基本的にレジ袋とかくれないので。おみやげ屋さんだとくれたりもしますけど。
「レジ袋ください!」という英語もわからないし!笑
・トラベル用湯沸し器
ホテルの部屋で暖かいものを飲みたいとかカップ麺を食べたいときに。
グレードの良いホテルだと備え付けとか貸出があるかも?
・カップ麺
海外では現地の製品の取り扱いもありますが、日本製品の美味しさは異常です。日本から是非持ち込みましょう。日本製製品のイエローナイフでの現地調達は難しいです。
お湯や水で戻るフリーズドライ食品(お茶漬けとかおにぎとか)もいいかもしれません。
・テーブルタップ
…って書いてわかるかな?つまりはタコ足配線をするためです。なんだかんだ、充電機器が多かったです。PEN(カメラ)のバッテリー複数個、コンパクトデジカメのバッテリー、スマホ…。
・コンパクトデジタルカメラ
ミラーレス一眼はオーロラ撮影など大事なとこだけ。
コンデジは街中や食事の撮影など、で使い分けました。(本当は全部ミラーレス一眼がいいけど、重いのでw)

◎使わなかったもの
・星座早見表
星はすっごい出てますが、星どころではありません、オーロラを見ましょう…笑
あと、暗いのであんまり星座早見表自体が見えません。懐中電灯は前述したように周りに迷惑ですし。
同様に、スマホ等の星座早見アプリ(スマートステラとか!)も、あまり使えないかもしれません。もちろん圏外ですし、通信しないアプリだとしてもです。
理由は、
・極寒なのでそんな環境でスマホが耐えられるか?
・極厚の手袋をしているので、操作が…
星座見つけなくても、星空眺めてるだけで楽しいですよ。むしろ自分で星座作るくらいの勢いでいいんじゃないかと。。。w

ちなみに星がありすぎて、星座は見つけにくいです。。。贅沢な悩み!!!
・モバイルバッテリー
飛行機内も空港も、USB端子やコンセントの端子あります。
移動は長いのですが、ケーブルさえあれば充電に困ることはないかと。

・ゲーム機(3DS)
飛行機内では寝てたり映画見たりしたし、ホテルでも寝てるか外出歩くかだし、暇つぶしとして持って行きましたがあまり使いませんでした。
すれちがい通信! …も、日本人ばかりでしたw
もし暇な時間があるとしたら、飛行機内か空港での乗り継ぎ待ちかな?

 

これから行かれる方は、準備を万端に。でも人がいない場所にいくわけではないので、なんとかなりますよ^^

 

ホッカイロは大目にね。

(実際に持って行ったホッカイロ。)

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